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ビジネス基礎力について ~超基本的なビジネススキルについて

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photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

 

以前の記事で書いたビジネス基礎力についてさらに書いてみる。

27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10で書かれているビジネススキルは以下のとおり。 

超基本的なビジネススキル

  1. 論理思考力
  2. コミュニケーション力

企画・提案力に関連するビジネススキル

  1. 仮説構築力
  2. 情報収集力
  3. データ・情報分析力
  4. 次の打ち手を考える力

実行力に関連するビジネススキル

  1. プレゼンテーション力
  2. 周囲を巻き込む力
  3. チームを作る力
本日はこの中で超基本的なビジネススキルについて、自分の経験も踏まえて書いてみます。
 
本に書かれている論理思考力とコミュニケーションスキルというのは、日々ビジネススキルを磨いているビジネスパーソンもはや出来ていて当たり前という気もしますが、前職時代に様々な現場に行って色々な方と会話をしていると、やはりこのあたり前のスキルを持っていない人が多いということに気づくわけです。

論理思考力

私はITに携わるエンジニアということで、いわゆるコンピューターシステムを相手にする業界の人間では論理思考力を持っていない人間というのはさすがにあまりいない気はしますが、やはり論理だけでは仕事にならない世界、BtoCに携わる業界の方々はまだまだ論理思考力というのを持っていない人も多い気がします。

BtoCというものは相手が感情で動く人間であるため、論理では説明できない事態が往々に起きます。売れると思っていなかった商品が売れたり、一般にはウケそうもないアーティストが売れてしまったり、そういう中で日々過ごしている人たちというのは、論理よりも感覚で勝負している人が多いのかなあと感じます。特に私が現在いるエンタメ業界というのは特に顕著ですね。どういう音楽が好きとか、どういう番組が好きとか、論理で説明できるわけないですからね!

そんな状況で会議が始まるとみんな思いつきで好き勝手なことを言うので、何もまとまらずに会議が終わるということがよくあるわけです。

 

コミュニケーション能力

これは逆にIT業界の人は弱い領域なんでしょうかね・・・。

相手の考えていることや欲しい情報を意識した上で、どういう話し方をするか、どういうメールを書くかということができない人が結構います。

例えば、ある事象に関するやりとりをメールでしているという状況で、メール本文には何も書かずに添付ファイルを送り、それを見てくださいとだけ言う人がいたりします。

添付ファイルというのはある程度情報量が多いから、ちゃんとした形で資料にしているものであることが多いので、その資料でどんなことを伝えたいのかということはサマリ情報としてメール本文でコミュニケーションを取るべきだと思うんですよね。

確かに論理的には間違っていないのですが、人と人とのコミュニケーションって論理だけでは成り立たないので、感情を意識して仕事をするべきだなと感じることは多いです。

 

という風にこの2つの能力を考えてみると、互いに相反するけど、どちらもバランスよく使っている人間がデキるビジネスパーソンなんだなということがわかりますよね。

普段何気なく仕事をしている人たちも、このようにある軸で考えた時に自分に何が足りていないかというのを意識するだけで、日々の仕事のクオリティが変わってくるのではないでしょうか。

次回は企画・提案力のスキルについて考えてみたいと思います。