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映画 太秦ライムライト

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本日は先日の夜勤の代休を取る予定だったのですが、ちょっと仕事が立て込んでいたのでとりあえず午前中だけ仕事をしてから早退しました。

 
今日は映画を見に行こうと思っていたんですよねー。シネマート六本木で太秦ライムライトを見てきました。
 
 
五万回切られた切られ役として有名な福本清三さんが主役の映画です。一応フィクションですが、ほぼ彼の半生を描いた作品になってますね。
 
映画では時代劇を見る若者が少なくなっている現代を描写していて、
その中で仕事が少なくなりながらも無骨に生きる香美山を福本さんが演じています。
 
全体的に時代劇に対する愛情があふれていて、福本さんの思いを
監督さんが形にしたという作品になっていますね。
 
あとはヒロインの山本千尋さんのアクションがやたらと迫力があったので、
この子は一体誰だろうと思っていたのですが、
終演後の監督の舞台挨拶でその理由がわかりました。
彼女は中国拳法のジュニア世界大会で優勝している人なんですね。。
しかもまだ17才というのだから驚き。アクション女優として大きくなるといいですねー。
 
すでに書いてしまいましたが、落合監督の舞台挨拶があるというのは
実は映画館に行った時に知りました・・・。
NY在住の監督さんで、追加上映が決まったということで急遽来日したみたいです。
 
映画で一番大変だったのはやはり福本さんに主役を引き受けていただくことだったみたいですね。
彼は脇役として大半の人生を過ごしてきた方ですから、
主役をやるというのにはかなり抵抗があったみたいですね。
「私なんていいからもっと若い人を使ってあげてください」と。
 
ただ落合監督が2つの条件を出したところ、承諾してくださったそうです。
 
その条件というのが、
  1. この映画に福本さんが出ることによって、多くの若い俳優さんたちが映画に出演できる。
  2. この映画を作ることによって、時代劇を若い人にもっと知ってもらう機会ができる。
というものだったそうです。
 
実際にこの映画はファンタジア国際映画祭で作品賞と主演男優賞をとり報道もされたので、時代劇を広めるという役目を果たしたのではないかなと思いますね。
 
最近ミニシアター系の映画はあまり見れていなかったのですが、
やはり大規模な予算の映画とは違った魅力がありますよね。
時間があればちょくちょく見に行こうかなと思います!