【2015年9月時点】クロアチア旅行(ザグレブ~スプリット~ドゥブロヴニク):現地移動手段の予約方法(バスなど)
2015年9月15日から24日まで10日間クロアチア旅行に行ってきました。
クロアチアに関してはネットで調べるとそれなりには情報は出てくるのですが、やはり行ってみないとわからないことが多々ありましたので、そのあたりの情報をこれから行く人のためにまとめてみようと思います。
今回の旅行はツアーなどは利用せず、交通とホテルをすべてネットで個人手配しました。その準備でもかなり多くの時間を費やしたので、まずは行くための準備に関する記事を書こうと思います。
ちなみにシリーズとして以下の様な流れで書いていきます。
- 準備編 ~航空券の取り方、ホテルの予約、現地での移動手段の確保など
- 出発編 羽田空港~ハマド国際空港(ドーハ)~ザクレブ国際空港
- クロアチアの首都 ザグレブ編
- プリトヴィツェ国立公園編
- ローマ時代の城の街 スプリット編
- アドリア海の真珠 ドゥブロブニク編
- 帰国編 (ドーハでのトランジットについても)
※記事アップ後にリンクを張ります。
■まずは現地へ行くための航空券を選ぶ
様々な候補地を検討した結果、今回はクロアチアに夫婦二人で行くことになりました。決め手はご飯が美味しそうだったから・・・!
今までそれなりに様々な土地へ旅行しましたが、一番テンションが上がるのは日本では食べられないようなご飯を食べた時だね、という点で夫婦一致したためです。
で、まずは現地に行くための足として航空券を取らないことには始まりません。
できるだけ安いチケットで行きたい、しかしサービスが不安な航空会社は選びたくない・・・という矛盾する悩みを解決してくれたのがカタール航空でした。
取っ掛かりですが、ベタだとは思いますがSkyscannerを使いました。
基本的にはスマホアプリで使うものだと思うのですが、実はWeb版だと複数都市の周遊航空券なんかも検索できて便利です。
このサービスを使って候補日の日程付近で安い航空券を調べていたところ、一番安かったのがカタール航空でした。JTB経由で往復で約76000円!
しかもカタール航空は5つ星エアラインということで、サービスについても問題がなさそうです。羽田~ドーハ間も最新のボーイング787ですし。文句なし!
ちなみに787は他の航空機よりも湿度が高く、地味に快適だったりします。
なくならないうちに急いで航空券をゲット!
しかしここで自分の名前の姓名を逆にするというボンミスをしてしまい、、再度取り直しで7万円が露と消えるのか、、と覚悟しましたが急いで対応してもらったため仮確保の状態でなんとかセーフ。。キャンセル料2000円だけで済みました。
■現地での周遊ルートを考える
航空券をゲットしたら、次はクロアチアでの周遊ルートを考えました。
ガイドブックなんかを見ると、
ザグレブ→プリトヴィツェ国立公園→スプリット→ドゥブロブニク
という流れが王道だということだったので、まあ始めていく場所なのでまずは王道ルートを制覇すればいいか、と考えてそのままこれに乗りました。
ただザグレブからプリトヴィツェ国立公園を経由してスプリットに行く交通手段はバスしかなく、特にプリトヴィツェに宿泊するつもりのなかった自分たちは、ザグレブ→スプリットの交通手段は時間短縮のため航空機を利用することにしました。
クロアチア国内の空路はすべてクロアチア航空からチケットを購入する必要があります。その買い方などは次の段落で・・・。
それ以外の交通手段は長距離バスになるため、私達の周遊ルートは今回はこんな感じになりました。
- 羽田空港→ドーハ→ザグレブ [航空機:カタール航空 約19時間]
- ザグレブ→プリトヴィツェ国立公園→ザグレブ [長距離バス(日帰り)往復5時間]
- ザグレブ→スプリット [航空機:クロアチア航空 約40分]
- スプリット→ドゥブロブニク [長距離バス 約4時間半]
- ドゥブロブニク→ザグレブ [航空機:クロアチア航空 約50分]
- ザグレブ→ドーハ [航空機:カタール航空 約5時間半]
- ドーハ→羽田空港 [航空機:カタール航空 約9時間40分]
なかなかいい感じに予定が組めたのではないでしょうか!
さて次はこれらのチケットの購入をする必要があります。
■現地での移動手段を予約
・国内航空券
前述のとおり、クロアチア国内の空路はすべてクロアチア航空となりますので、まずはホームページに行きましょう。
ここではチケットの取り方は詳しく説明しませんが、、ポイントを幾つか。
- 今回のように往復ではないチケットを買う場合は、「Multi City」を選んで買いましょう。(http://www.croatiaairlines.com/Plan-Book/Multi-city?ft=multi)
- HRKは現地通貨クローネのことで、だいたい1HRK=18円くらいです(2015年10月現在)
- 座席のクラスがいくつかありますが、飛行時間が1時間無いくらい短いので、基本的には一番安い「Fly Promo」を選んでおけば問題無いです。ただし「Fly Advance」以外のチケットはすべてエコノミークラスなので、預ける荷物の重量が23kg以下という制限があるのでご注意を!ちなみにビジネスクラスであれば32kgまで大丈夫みたいです。
・長距離バス
長距離バスについてはガイドブックを見る限りは「現地で頑張って買いましょう」としか書いていないことが多いのですが、実は最近はインターネットでもクロアチアの長距離バスのチケットを買うことが可能となっています。以下のサイトです。
この「getbybus」というのはクロアチアのベンチャー企業のようで、「クロアチアでは旅行者がバスをインターネットで買う手段がなかったため、利便性を考えてこのサービスを立ち上げた」みたいなことが書いてありました。(うろ覚えですが。。)
バス会社とも話をして公式に提携しているサイトなので、利用に関しても安心です。
事実クロアチアのバス会社のひとつであるglobtour社もネット上のチケット販売としてこのgetbybusのサービスを公式利用しています。
こちらのサービスの使い方は非常に簡単で、出発地と目的地を入力して日付を選べば、その日のバス運行の一覧が出てきます。
長距離バスに関してはかなり多くのバス会社が入り乱れているのですが、あまりその辺は気にせず都合の良い時間帯を選んで買えばOKです。
ただしバス会社によって価格が違うので、そこで選ぶものひとつかもしれないですね。
乗った感想としてはあまり価格の違いを感じなかったので、安いチケットを選んでも特に問題ないと思います。
支払いはクレジット・カードでできるのでとても簡単です。
チケットを購入するとすぐにメールと添付ファイルが届き、それを印刷して現地に持って行って、バスの車掌さん(だいたいどこのバス会社も車掌さんが搭乗していました)に見せれば全く問題なく乗れます。
現地でも欧米人のツーリストはこのgetbybusのサービスを利用している人が多かったですね。バス停で待っている時に欧米人のお姉さんに「このバスまだ来ていないよね?」と確認されたことがあったのですが、その人も同じgetbybusのチケットを持っていました。
事前に日本でバスのチケットまで帰るのはとても楽で、特にプリトヴィツェ国立公園の往復チケットも買えたのは助かりました。こちらのチケットは座席をかならず確保してくれているということなので、長時間立ちっぱなしという恐れがありません(実際の所満員になったことはなかったので、本当に座席が確保されているのかどうかは確認できませんでしたが。。)
■ルートとスケジュールに沿ってホテル予約
さて、クロアチア国内の移動手段もすべて確保できたところで、あとはホテル選びですね!
クロアチアのホテル選びといっても、特に他の外国のホテルを予約するプロセスと違いはないと思いますが・・・一番効率的なやり方はまずtripadvisorを見てみることです。
トリップアドバイザーではサイトごとのホテルの最低価格が比較されているので、どこで買うのが良いかすぐにわかります。
私の場合は以下のとおり色々なホテル予約サイトで予約をしました。。
- ザグレブ:
- スプリット:
ベッド & アトモスフィア ルーム (クロアチア スプリト) - Booking.com - ドゥブロブニク
- ザグレブ二回目
それぞれのサイトについて簡単にコメントしておきます。
- Booking.com
とにかく一番ホテルの数が多かったです。ここしか無いホテルもたくさんあったので。インターフェースも非常にわかりやすく、他と変わらないのであれば今後もBooking.comを使うと思います。 - Expedia
クレジット・カード限定のクーポンが常時(今後はわかりませんが。。)使えるため、他サイトよりも格安で予約できる可能性があります。今回は予約したいホテルがExpediaになかったので一つだけでしたが、エクスペディアを上手く利用したほうが価格は下げられるかもしれないです。
なおクーポンコードについてはおそらく頻繁に変わると思うので、「エクスペディア クーポン」あたりで検索してもらうとたどり着けるかと思われます。。 - Hotelclub
あまり聞いたこと無いサービス名だったので若干不安でしたが、ドゥブロブニクのホテルがたまたま特別価格になっていたので、そこだけこちらのサイトで予約しました。このサイトは複数回予約の還元が大きいようで、10回泊まれば1回無料になる、といったことや、ポイントの還元率が大きかったりと、何度も利用する場合はコスパが一番よいかもしれません。
日本ではあまり有名ではないだけで、海外ではそれなりに大きなホテル予約サイトなので安心して使えると思います。(今回も全く問題ありませんでしたし。)
◎スプリットでのホテルについて
ホテルを探す際に、スプリットのホテルだけかなり迷ったのでその内容を書いてみます。
スプリットはホテルの数が非常に少なく、ほとんどがSOBEやApartmentと呼ばれるゲストハウスです。
クロアチアではこういった個人経営に近い形の宿が多く(いわゆるAirbnbのようなイメージでの宿泊施設ですかね)、ホテルよりも安く宿泊できたりする分、ほとんどのアパートメントはフロントというものが存在しないので、必ず家主とのコミュニケーションが発生するという点で英語が得意ではない方は二の足を踏むのではないかと思われます。
私も現地でやり取りができるのか非常に不安なところがあり、スプリットでもホテルを探そうと考えていたのですが、めちゃめちゃ高かったり、施設がボロすぎたりと、正直な所あまり良いホテルが無かったため、今回はアパートメントを利用してみました。
詳しいことは現地レポート編で書きますが、結果としては全く問題ありませんでした。
現地で一度電話がかかってきたのですが、それは取ることが出来ず、その後はメールのやり取りで問題なく現地で担当者の方に会えてチェックインできました。
そのためあまり恐れず、特にスプリットでの宿泊は絶対ゲストハウスの方がおすすめですので、ぜひチャレンジしてください。
私が今回泊まったアパートメントはちょっと値段は高かったですが、非常に部屋が綺麗で中心地にも近いところですので、もし迷ったら上記のリンクからチェックしてみてください。
◎帰りのドーハでの宿泊について
この旅行計画では、ザグレブからドーハに到着した後トランジットが13時間もあるため、ドーハでの宿泊も併せて考える必要がありました。
トランジットが長い場合、カタール航空では無料で宿泊施設を用意してくれる制度があったりします。
ドーハでお乗り継ぎのお客様へ | Qatar Airways Malaysia
格安航空券でも利用できるのか?と思ってダメ元で旅行代理店に聞いてみたのですが、なんと普通に予約ができてしまいました。。
ただ今回はチケットを取る際にやらかしたことが原因で、1枚のチケットを2回買っているという形になってしまったため、シングルルームのホテルが二つという予約になってしまいました。。
こちらは旅行代理店側ではどうしようもないらしく、現地で交渉してくれと言われてしまい。。
ただいくら13時間あると言っても現地での処理やビザ取得、空港からホテルまでの移動を考えると、結局のところあまり寝られないのではないか・・・と考えました。
そこで無料のホテルは今回はキャンセルして、ハマド国際空港内のエアポートホテルを別で予約することにしました。(めっちゃ高かったけど。。)空港内の免税店をおもいっきり見たい、という奥さんの希望もあったので・・・。ちなみにキャンセルする際も現地で交渉してくれということだったので、、それはなんとかすることにしました。
あと結論から言うと、やはり無料のトランジットホテルを使えばよかったかなーという感じです。空港のアナウンスとか部屋から多少聴こえてしまうので、あまり落ち着かず寝ることが殆どできませんでした。。
■オプショナルツアーの予約
ホテルも全て決まってあとは出発を待つのみ!という感じではありますが、やはり現地を効率よく周るためにはオプショナルツアーを上手く利用するのも非常に大事です。
今回は以下の二つのツアーを申し込んでみました。
海外のオプショナルツアーを調べると、おそらくほぼほぼ「VELTRA」というサイトのツアーがヒットするかと思います。基本的にはそこで予約するのが一番簡単なのですが、物によっては別の会社の方が格安だったりする場合があります。
今回は「ホットホリデー」さんのモンテネグロツアーが52ユーロと比較的安価だったのと、口コミを書くと1000円キャッシュバックというキャンペーンをやっていたこともあり、そのツアーだけは別で申し込みました。
ただホットホリデーで申し込んだツアーは前金として一分のお金を支払うのみで、あとは現地決済になりました。金額としてはユーロ表記だったのですが、現地でユーロを下ろすことが出来ず・・・結果としてはクーナで換算した金額で精算できたのですが、そのあたりだけ注意が必要です。
詳しいツアー内容はまた現地レポート編で。
とりあえずこんな感じで準備編は終了です。
ここに書いてあることをそのままなぞるだけでも楽しい旅行ができると思います。
スケジュールの雛形をエクセルで作ったので、もし必要な方はこちらからダウンロードしてみてくださいね。
ここまで書くだけで数時間を要してしまったので、果たしてこの後書けるのかどうか不安ですが、、旅行の内容を忘れない内に、ゆっくりと書いていきますのでどうぞよろしくお願いします。