26/52週:6/22-6/28 シンプルなマーケティング論とは
このところ仕事上、マーケティングの知識が必要になってきたので、
いろいろな本を読みあさりながらお勉強をしております。
前職では元上司から「マーケティングの知識だけは絶対身につけておけ!」と言われていたので、以前から研修に行ったりして学んではいたのですが、何かどうもしっくり来なかったんですよね。
ただここ数ヶ月はサービス企画開発のお仕事が中心となっていたということもあり、実践でどうやってマーケティングを使えばいいかということがやっとわかってきました。
その中で感じたのは、マーケティングのやり方がWebが主流となってきた今では劇的に変わりつつあるということと、そう入っても基本的な考え方は昔からあまり変わっていないので、マーケティングの本質を抑えておけばどんな時代でも役に立つということですかね。
STPなんて古い考え方だとか、消費者の行動は共感から始まるようになったとか、今はグロースハックして走りながら考えるのがあたりまえだとか、全て正しいとは思うのですが、結局のところはどんなにサイクルを早く回すとしても仮説が必要なのはあまり変わりがないんじゃないかなということです。
仮説が無いと何が困るかって、振り返りが出来ないんですよね。
何かやってみて大当たりしたとしても、仮説がないとそもそもどういう狙いだったかということを理解しないでやっていることになるので、当然二回目の当たりを作り出すことが出来ない。
あとは思いつきを重ねて成功したとしても、良い時はいいのですが、悪くなってきた時に仮説がないと、何から手を付けていいのかということがわからなくなります。
そう考えると今の時代の良いマーケティングのやり方というのは、
・みんなでたくさん思いつきを出す。
・思いつきを何らかのフレームワークで整理する
・整理した思いつきをまとめて、要するにどういう作戦の種類があるのか抽象化する
・現状調査をクラウドサービスなどを使って短期間でサクッとやる
・それぞれの作戦の狙いとターゲットを考え、調査結果と照らしあわせて現段階で最も当たりそうな作戦を選ぶ
・選んだ作戦の施策を再度挙げていって、一覧化して優先度をつける
・施策のKPIを決めて仮の目標を決める
・実行する
・実行結果とKPI目標の乖離分析をする
・作成の選び方を考えなおす
・施策を考えなおす → 最初に戻る
という感じなのではないかなと。
マーティング活動ってプロジェクトとは全然違って終わりがない改善活動なので、どういう形でPDCAを回すかというところの設計がめちゃくちゃ重要なんですよね。
あと思いつきって結構重要だと思うんですよね。
あ、ただの思いつきというのはだいたい役に立たないと思いますけど、
前提条件や調査結果などを共有して頭で噛み砕いてもらった後の「思いつき」というのは、実は結構価値があるんじゃないかなと思っています。
正しいやり方というのは見つけるのは難しいですが、そんな仮説を持って日々仕事に臨む毎日です。
結果はなかなかついてこないという難しさを噛み締めつつ、昨日の自分よりも一歩でも前に行くために、日々精進して仕事を頑張っております!